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超音速旅客機が復活。6時間でアメリカへ!2021.06.11

超音速旅客機が復活。6時間でアメリカへ!
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ニューノーマルの時代、時間はもっと大切なものになります。データ読み込みのローディング待ちで時間使っている場合ではありません。それは、移動にかかる時間も同じことです。ニューノーマルのコンコルドとも呼べる超音速旅客機が、いままさに脚光を浴びています。

2021年6月3日、アメリカのブーム・テクノロジー社は、開発中の超音速旅客機「オーバーチュア」を、ユナイテッド航空が購入したと発表しました。この超音速旅客機という響き、なんだかとても凄そうな感じですが、いったいどんなものなのでしょう。

超音速旅客機とは

飛行機はとても速い乗り物のイメージですが、実は音よりも遅く、マッハ0.8程度で飛行しています。日本からアメリカ、ヨーロッパまで、12時間以上の飛行時間がかかることもあります。でも、もし音の倍の速度で飛行できれば、飛行時間は単純に半分になり、日本からアメリカ、ヨーロッパへの飛行時間は約6時間ほどになります。いろんなものが便利でスピーディーになっている世の中で、移動手段だけが遅い訳にはいきません。通信回線も日進月歩で速度を増し、5Gなどの提供もスタートしています。通常の2倍の速さのスピードは、音の速さを超えます。音よりも速く飛ぶから『超音速旅客機』と呼ばれています。

超音速旅客機といえば『コンコルド』

超音速旅客機
今でも多くの航空ファンの記憶に残る、超音速旅客機『コンコルド』。このイギリスとフランスが共同で開発したコンコルドは、超k長距離の飛行時間をそれまでの半分に短縮しました。ニューヨークからロンドンやパリを、わずか3時間半で運ぶ夢の旅客機です。速さもさることながら、美しさを追求した流麗なデザインで、いまだに根強い人気を誇っています。しかし、2003年惜しまれながらもの退役していまいました。そんなに速く便利な超音速旅客機なのになぜ退役したのでしょうか?

世界が抱える環境問題には不向きな乗り物

定期国際航空路線に就航した唯一の超音速旅客機でしたが、とにかく燃費が悪い上に、乗客の定員も少なく収益性が低い機体でした。いま世界が抱える環境問題、CO2削減などに対して全く改善の余地がなく、エコロジーな乗り物ではありませんでした。

次世代の超音速旅客機は、ニューノーマルのコンコルド

コンコルド退役から18年が経った現在、アメリカのブーム・テクノロジー社は、『次世代コンコルド』とも呼べる超音速ジェット機の予約販売に成功しました。就航開始は2029年を予定しています。このブーム・テクノロジー社のオーバーチュアは、機体の大きさは全長約62mで、座席数66席から88席とジャンボジェットに比べるとかなりの少人数。セレブリティなビジネスパーソンの新しい足となるのでしょう。現在約8時間半かかる東京~シアトル間を4時間半、10時間かかる東京~サンフランシスコ間を6時間で飛行できるとのこと。時間はお金で買える時代。いつか筆者も乗ってみたいものです。

文:RIRISEA

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