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フェムテックとは?性についてオープンに解決しよう。2021.08.27

フェムテックとは?性についてオープンに解決しよう。
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生理、妊娠、性生活、更年期、セックストイ…これらはタブーな内容だろうか。

「フェムテック」という言葉が世界では注目され始めている。近年欧州を中心に拡大する市場であり、女性の性に寄り添ったものを販売、発信する企業が増えてきた。

日本でも徐々に一般化してきた言葉だが、そもそも「フェムテック」とはなんだろう。

本記事では、フェムテックについて紐解いていきたい。

フェムテックとは

日本でも少しずつ聞かれるようになった「フェムテック(FemTech)」とは、女性(Female)とテクノロジー(Technology)からできた造語である。

女性が抱える生理痛の改善、生理不順、妊娠、不妊対策、ヘルスケア製品、性病、セックストイ…等々。「性」にフォーカスされたものを主に扱い、その幅は広い。フェムテックに含まれる「テクノロジー」を用いることで、以前にも増してタブーとされる健康問題を話しやすくなった。またヘルスケアグッズが増えたこともフェムテックの大きな特徴だ。

テクノロジーで女性の抱える悩みや問題を解決していく動きは、海外を中心に大きく市場を拡大していて、日本では「ルナルナ」などがその一例である。大手メーカーや商社も参入しており、これからが大注目のフェムテック市場だ。

なぜフェムテックが必要なのか

女性が社会進出をする上で、働く彼女等の敵となるのは生理や妊娠、性生活である。それらはホルモンバランスの乱れから女性の健康に起こる悩みでもあり、仕事との両立が大変難しく、どうしても効率に影響を及ぼしてしまう。

生理/セックス/更年期/妊娠/不妊=タブー という認識がこれまでにはあり、一般的にオープンに話すことは容易ではなかった。そのため健康問題を抱えていても、仕事を休むことも容易にはできない。

そんな女性達の味方となってくれるのが、フェムテックだ。

皆が自然と抱える問題に対し、なぜ話すことがタブーなのか、そんな社会を変え女性に寄り添ったものを世に出そうとする人々が声を上げ今に至る。話してはいけないのではなく、同じ悩みを共有して女性達に必要なヘルスケアグッズや正しい情報を発信している人や企業たちも増え、正しい情報を入手しやすい世の中になった。

多様性、女性の社会進出等により、声を上げやすい社会が女性達を後押ししているのだろう。またフェムテックは女性による女性のためのビジネスとしても注目を集めており、女性同士だからこそわかる悩みを、製品に落とし込んで販売していることからも人気を集めている。

今後注目したいフェムテック市場

日本においてフェムテックはまだまだ浸透しておらず、今後より拡大していく市場のひとつだ。

女性の社会進出、女性の起業家によるこれからの日本のフェムテックは、テクノロジーを駆使し、どれだけの女性に共感し悩みを解決することができるかが肝になるだろう。

以前まではタブーとされていた問題は女性全員の身体に起こることであり、話すことで、テクノロジーを使うことで負担が軽減される。

そんな女性の健康を解決できる日が着実に近づいていることだろう。

文:koto

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