日本の個人間送金を狙うGoogle!日本の資金移動業者pringを買収へ!2021.07.13
2021年7月8日、アメリカのIT大手グーグル社が、日本で送金アプリを運営するベンチャー企業「pring(プリン)」を買収することが判明しました。ニューノーマルの現在、一体何がおきているのか?
pring(プリン)とは?
pringは2017年創業した個人間の送金にフォーカスし、主にスマートフォンアプリを用いた送金、実店舗でのQRコードを用いた電子決済サービスを展開している企業です。pringのユーザー同士で資金移動や銀行口座への出金もでき、2019年からはセブン銀行のATMで残高を出金するサービスも展開しています。また法人がその従業員に送金する法人向けのサービスも展開しています。
pringアプリは「お金コミュニケーションアプリ」をコンセプトに、送金機能以外にチャット機能も組み込まれています。
Googleの巨額のマネー。
Googleは、既存株主のみずほ銀行などから200億円強で全株式を買い取り、プリンの資金移動業者として登録している立場を利用し、日本で個人間の送金サービスに本格的に参入する意向です。200億円、とても巨額ですが、Googleからしたら小銭レベルなのかもしれませんね。
Googleの狙い
現在グーグルは、「グーグルペイ」で電子マネーやクレジットカードを一元管理できる決済サービスを運営していますが、アメリカを除くと個人間送金には対応していません。アメリカでは金融サービス大手企業と組んで銀行口座を提供する方針で、金融サービスの強化を目指しています。
Google×pring
Googleは言わずと知れたIT大企業。pringはちょっとした個人間送金に便利なアプリを開発している企業。送金やチャージは無料、月に1回まで銀行口座への出金も無料と手数料がかかりません。ユーザーに優しいサービスでシェアを増やしています。日本での参入にあたって、既存の資金移動業者を買収したほうが時間を節約できると考えているのでしょう。
財務省や金融庁が利権確保のために法令でがんじがらめにしている間に大手外資に次々と買収されるのではと懸念される声も聞こえます。
アップルも個人間送金として「Apple Cash」をアメリカで運営していますが、まだここ日本には展開しておらず、このままいけばグーグルが先行して日本侵略?戦略するかもしれません。日本法人はこのまま指をくわえてみているしかないのでしょうか。。。
文:RIRISEA
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文:RIRISEA
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