アメリカ生まれの中国企業Zoomが1.6兆円でコールセンター事業会社を買収!2021.07.22
ニューノーマルの中、アメリカのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZOOM)が2021年7月18日、アメリカのコールセンターなどをクラウドでサービス提供する会社「ファイブ9」を買収すると発表しました。その額、約147億ドル(約1兆6160億円)です!
アメリカ生まれの中国企業ZOOM
最近は少し薄れてきましたが、ZOOMは、アメリカ生まれの中国企業です。中国政府の要性に応えて情報を提供している事実も少しずつ薄れてきてしまっていますね。
コロナ禍で急成長を遂げたZoomですが、アメリカではすでにオフィスと在宅ワークのハイブリッド勤務に戻ってきています。今後のZoomの成長も緩やかになるだろうという投資家たちの見方が広まっています。
ズームのコメントは?
ズームは買収について、「法人顧客に対するズームの存在価値を高め、240億ドル規模のコンタクトセンター市場の追加によって長期的な成長機会の拡大につながる見通し」としています。オンラインビデオチャット以外のビジネスにも取り組んで事業の柱を増やすのが目的といったところでしょう。
ZOOMの急成長
ズームは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まった2020年初頭に注目されるようになりました。コロナ禍で、在宅勤務やリモートワークの急激な普及でその波に乗ったのは間違いありません。
とはいえ、2021年に入ってからコロナワクチンの接種が進んだり、競合他社の出現により、投資家は同社の成長が続くどうか疑問視しているようです。売れればもてはやし、尻つぼみになれば、見放す。投資の世界は厳しいですね。
今後のZOOM
ズームの株価はニューノーマルの中、2020年に約5倍に急騰し、時価総額が1000億ドルを超えました。まさにコロナ禍での急成長です。
最近の動向としては、クラウド電話や会議室向けシステムなどサービスを増やしてきました。そして、今回の大型買収による事業拡大で「成長を鈍化させない」意思表示をしたといえます。
一方、買収されるFive9もまたコロナ禍におけるコールセンターの在宅化需要で成長してきた企業です。コールセンターのシステムがクラウドとなれば、オフィスか在宅ワークかといった選択肢も増えメリットが多いでしょう。両社にとってWITHコロナにおいて、相乗効果を期待できそうですね。
とは言いつつも、日本の視点で言えば、zoomもLINEもAmazonも便利なサービスはみんな外資です。それを日本で使っています。
セキュリティ面から考えても、日本生まれの便利なサービスを提供できる会社が出てきてほしいものです。
文:RIRISEA
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