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人と街が繋がるトヨタの未来型都市構想WovenCity(ウーブンシティ)2021.04.27

人と街が繋がるトヨタの未来型都市構想WovenCity(ウーブンシティ)
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私達の生活はテクノロジーによって日々進化を続けています。
デバイスの生体認証やIoT家電など、過去数年では想像すらつかなかった最先端の技術が、
私達にとってすでに当たり前のものになりつつあります。

この社会全体でのデジタル化が進むのも、
2016年に政府が「Society5.0」の実現を目指すことを発表したことによるものです。

この『生活にAIやIoTなどのデジタルテクノロジーを取り入れよう』という社会全体の風潮の中で、
昨年2020年1月、アメリカ・ラスベガスで開催された世界最大規模のエレクトロニクス見本市『CES 2020』にて、トヨタ自動車が未来型実証都市「WovenCity」(ウーブンシティ)プロジェクトを発表しました。

『トヨタが作る未来都市』と偏に言ってもその実態は何なのでしょうか。

今回は、このトヨタ自動車『WovenCity』を紹介していきたいと思います。

スマートシティとは?

トヨタ自動車のWovenCityを理解する前に、私達は未来型実証都市『スマートシティ』を理解する必要があります。

国土交通省によるスマートシティの定義は、
「都市の抱える諸問題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市、地区」とされています。現在の日本は多くの社会問題を抱えています。
少子高齢化、労働問題、地球温暖化などこれらの社会問題は現在も進行しており、国民全体が目を向けるべきものです。これらの社会問題は、1つ1つ順番に解決をしていけばよいという簡単な話ではありません。
それは、複雑化した問題1つ1つが、それぞれに作用しあって問題として成立させてしまっているためです。

私達国民が生活する社会とIoTやAIなどの新技術とを共存させることで、これらの社会問題を解決することがスマートシティを成立させる目的です。

トヨタ自動車「WovenCity」について

WovenCityとは、トヨタ自動車が目指す未来型スマートシティです。
2020年1月 アメリカ・ロサンゼルスで開催された「CES2020」で正式に発表され、今年の2021年2月23日(富士山にちなんだ日付)に着工が開始されました。私達がイメージする未来の都市の形のように、街中では自動運転の電気自動車(EV)が人を乗せたり、物を郵送したり、家の中に一度入れば、AIやIoT家電が私達の日々の生活をサポートする街づくりを目指しています。

このプロジェクトの初期段階では、高齢者や子育て世代などの社会的な影響を受けやすい世代の360人が入居し、将来的には、研究者やトヨタ自動車の社員を含めた合計2000人程の入居者に達する予定です。2050年までに、このウーブンシティに人が暮らすことを目標としています。

ウーブンシティの目的

2016年に日本が「Society5.0」の実現を目指すことを定めたように、AIなどのテクノロジーと私達の生活が全面的に共存する社会が実現することを、数年以内には実現すると数々の研究者や開発者が指摘しています。それほどまでに、ニューノーマルな生活は私達の目前まで迫っています。このウーブンシティは、スマートシティを実現するために、人の生活が営まれる街で、新技術/サービスの開発と実証のサイクルをすばやく回すことで、新たな価値やビジネスモデルの創出、テクノロジーの進歩を進めることが狙いとしています。

自動車メーカーであるトヨタがスマートシティに取り組む意義

人々の生活とテクノロジーを融合させるスマートシティが成り立つために必要な要素は、

①先端技術を生活に用いる事
②基礎/生活インフラを効率的に管理すること
③社会問題を解決すること
④環境に配慮していること

この4つです。

このような町全体を巻き込むスマートシティを成立させるために、なぜ自動車産業が主であるトヨタ自動車が取り組むのか。
それは、これからの自動車産業のトレンドワードであるCASEの存在です。

CASEとは

C:Connected 車のコネクテッド化
A:Autonomous 自動運転
S:Sharing カーシェアやライドシェア
E:Electrification 環境への配慮 

これらの単語のローマ字を取った造語です。

「100年に一度の大変革期」と呼ばれている自動車業界では、自動運転といった先端技術、生活者の車を保有する価値変容などによって、車そのもの存在意義や扱い方を見直そうという風潮が高まっています。このCASEは構成する4つの要素は相互に作用しあって成り立っています。例えば、自動運転が街に確立されることによって、カーシェアやシェアライド実用への機会が高まったり、ハイテクな電気自動車技術が生まれることによって、環境問題への配慮がなされるなど、1つ1つの要素が他の要素の達成に欠かせない要因となっています。

そのためこれらの各要素を、スマートシティという大掛かりな計画の中で実験/実証することで、ヒトと情報が結びつくこれからの近未来への生活へ近づけていくことが求められています。

そこでトヨタ自動車という、自動車への先端技術を生み出し続けている企業が、スマートシティプロジェクトに参列することは、非常に効率的に近未来の生活に近づけてくれるのです。

まとめ

AI家電が全自動で家の中で動き、自動運転の車が街を走るという、映画のようなニューノーマルな生活は目の前に迫っていると言われ続けていました。しかし、先端技術の開発は進んでいても、実際に私達の生活に組み込まれるまでには私達が実感をしているように時間が掛かり、「本当に実用化するのか?」と疑問に感じてしまう場面もあったのではないでしょうか。

このWoven Cityプロジェクトは、ニューノーマルな生活が実現するための、現実的で、確実な一歩と言えるでしょう。

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文:niimi

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