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親も子も、すべての人がプログラミングを学ぶべき理由2021.04.26

親も子も、すべての人がプログラミングを学ぶべき理由
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すべてのものがIT技術とつながると言われているニューノーマル時代において、プログラミング言語を操れるIT人材は大幅に不足すると言われています。
これからIT関連ビジネスが拡大すると予想されているのに対し経済産業省の発表では、2020年に36.9万人、2030年には78.9万人ものIT人材が不足する見込みです。

それを解決すべく、少し前に文部科学省から発表された、2020年から小学生のプログラミング教育の必修化が注目を集めていますが、実はそれ以前に既に、2012年から新学習指導要領に基づき、中学校での「プログラムによる計測・制御」が必修化されていました。
義務教育でのプログラミング必修化が始まっていますが、わたしはもっと幅広い世代がプログラミングを学ぶべきだ感じています。
今回は、ニューノーマル時代にプログラミングを全世代が学ぶべきわけについて、ご紹介したいと思います。

プログラミング教育の目的は?

全世代がプログラミングを学ぶべきだと言えるわけ
プログラミングを勉強するといったって、さすがに現役SEが書いているようなコーディングを書けるようになる必要はありません。

プログラミングに必要なコーディングは時代により変化していくため、コーディングなどを覚えることではなく、自分で考え、それを形にしていく、プログラミング的思考力や行動力の育成が重要とされています。その時々に合わせて柔軟に対応できる、時代を超えて普遍的に求められる資質・能力を身に付けることが最大の目的とされています。

プログラミング的思考とは?

プログラミング的思考は簡単に言うと、「目的を達成するために物事を順序立てて考え、結論を導き出していき、それを計画的に実行する考え方」です。「目的やゴールから逆算し物事を順序立てて考え、結論を導き出し、実行すること」とも言い換えられます。
そのためには論理的思考・創造性・問題解決能力・行動力が必要とされます。考えるだけでなく、実行に移していくことにより、様々な経験を積むことが出来ます。

なぜプログラミング的思考が重要なのか

全世代がプログラミングを学ぶべきだと言えるわけ
時代がニューノーマルに移り変わるにつれIoTやAI、ビッグデータなどのテクノロジーによって産業の形は変わりつつあります。これは第4次産業革命と呼ばれており、業務効率性や生産性は従来と比べものにならないほど飛躍的に向上します。そのため、今後は身の回りにあふれている情報やICTを、能動的に、目的のために活用できるスキルが必要となります。

このスキルこそがプログラミング的思考なのです。

この考え方は幼い時に身につけることはもちろん、大人になってからもできるだけ早く身につけるべき考え方です。大きな問題や複雑な課題が立ちはだかったとしても、まずはそれらの問題を小さな単位に分解すれば取り組みやすくなります。現実社会の問題解決にも応用することができるはずです。今後、どのようなハタラキカタをするにしてもこのプログラミング的思考は必要になるでしょう。

プログラミングは自信を得られる

全世代がプログラミングを学ぶべきだと言えるわけ
プログラムとは、指示が正確にコンピューターへ伝われば必ず意図した通りに動きます。一方そうでない場合は必ずエラーになります。思ったように動けば嬉しいし、うまくいかなければ悔しい思いをするでしょう。こういった失敗とチャレンジを繰り返して成功した時に得られる達成感は、子どものみならず、大人の自信や自己肯定感につながります。しっかりと失敗をし、考え、その結果うまくいくという成功体験を積むことは、社会においても非常に重要なことであると言えます。

保護者としてプログラミングを学ぶ

全世代がプログラミングを学ぶべきだと言えるわけ
プログラミングの義務教育化において、保護者はなにをしたらいいのでしょうか。
数学や英語などの従来の科目ならば、親である自分自身も勉強していたため、ある程度のことは子どもに教えれると思います。しかし、全く自分の知らない分野となると話は別です。保護者は子どもにプログラミングを学ばせるときに何を準備すればいいでしょうか。

子どものプログラミングに対する抵抗をなくす

今の時代、幼少期からスマートフォンやタブレットを持っている子どもは多いでしょう。しかし、スマホが普及するにあたってパソコンの使用率は少なくなってしまったと感じます。簡単な調べ事ならスマホで十分なのでパソコンを持ってない家庭は意外と多いのではないでしょうか?そういった家庭の中には、パソコンやITデバイスに苦手意識を持っている子どももいるかもしれません。ご家庭では、ITが身近にある環境を作り、子どもの苦手意識や抵抗をなくすことを目指しましょう。

学習環境を整えてあげる

子どもがプログラミングに興味を持った際は、十分に学べる環境が必要となります。
パソコンやタブレットなどがご家庭にない、もしくは古いものしかないという状況であれば、最低限のプログラミングを学ぶための学習環境を整える必要があります。また最近ではタブレットだけでプログラミングを学べるサービスも多くなってきています。余裕があれば、子ども向けの学習サービスを受講させてあげるのもいいかもしれません。

ある程度親もプログラミングを理解する

保護者が全くわからないという状態よりは、ある程度子どもがどのようなことを学んでいるか理解している方が好ましいでしょう。大人ならば、簡単なプログラミングなら、思ったよりもすぐに理解することができるます。子ども向けプログラミング学習サービスは親子で学べるものも多く存在しますし、これを機に子どもとプログラミングを一緒に学んで、疑問や質問に答えられるスキルを身に付けるのもいいでしょう。

まとめ【NEXT NEW NORMAL】

今回はプログラミングを義務教育化するに当たって、子どものみならず大人も学ぶべきということを紹介させていただきました。

私も少しプログラミングを学ぶサービスを利用したことがありますが、思っていたより簡単でした。
プログラミングを始めるまでは、モニターにカラフルな文字がたくさん並んでいて、よくわからないと思っていましたが、実際はちゃんとすべてのコードに意味があり、暗記もする必要がないので簡単なものなら誰でもできます。そして、実際に出来上がった画面を見ると、予想以上の達成感も味わえます。
Twitterなどのサービスは意外と簡単にできるので、皆さんもある程度プログラミングができるようになったらぜひ挑戦してみてください。

私は難しいプログラミングができるよりは、目的を結果から逆算して実行するプログラミング的思考ができるようになることのほうが、非常に重要だと思います。
この考え方は、プログラミングだけでなく、例えば運動などにも活用できると考え方です。

今はサブスクリプションサービスで月額1000円ほどで、開発環境を整える必要なく、プログラミングを学べるサービスもあります。
プログラミング的思考を学ぶために、一度プログラミングをやってみてはいかかでしょうか?

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文:sakata

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