Amazonプライム会員が全世界でなんと2億人に!2021.04.17
すでに私たちのインフラ(電気、ガス、水道)の一部と化したAmazon(アマゾン)。
都市から郊外まで、彼らのサービスは必要不可欠なものになりつつある。
アマゾンは、1994年にウォール街のヘッジファンド「D. E. Shaw & Co.」のシニア・バイス・プレジデントを退職したジェフ・ベゾスによって設立。ジェフ・ベゾス氏、当時30歳。シニア・バイス・プレジデントは日本では専務ぐらいの役職。30歳でその地位ってのがすでに飛び抜けています。それから26年で、「Amazonプライム」サービスの会員数が2億人を突破したと、2021年4月、株主宛てのニュースレターで伝えました。
そして、2020年の純利益が213億ドル(約2兆3200億円)だったこともついでに報告。さらりと。売上ではなく、利益が。。。
アマゾンヘビーユーザーの筆者も連日使用しているアマゾン。買い物から映画や音楽まで、身体の1/3はAmazonでできています。
Amazon依存症です。まさにインフラ。ガスはなくても生きていけるかもしれませんが、アマゾンは無いとまずいですね。
それは都心より郊外の方がより顕著だと思います。
ジェフ・ベゾスの考えるブランドネームとは
ジェフ・ベゾスは当初より、イーコマースの世界でもブランディングを重要視していました。彼は1997年、ある取材に対して次のように答えています。
「私たちのビジネスモデルに他社がマネできないような特色はありません。しかし、考えてみれば、マクドナルドのビジネスモデルも他社にマネされたりもしたが、それでもマクドナルドは数十億ドル規模の企業になりました。その大きな要因はブランドネームです。そしてまた、WEB上ではブランドネームがリアル店舗よりも大きな意味、重要性を持つのだと確信しました。」
アマゾンのネーミングは諸説ありますが、AからZを網羅する、アマゾン川は世界最大など。ただ、今となれば、耳に残る素晴らしいブランドネームです。ブランディングにおけるネーミングの重要性を顕著に表しています。
会員制による囲い込み『サブスクリプション』
ニューノーマルが進む現在、前著したようにアマゾンの存在感は増しています。
テクノロジーの進化とともに、アマゾンのサービスは多様化していきました。覚えている人が少なくなりつつありますが、最初は本やCDのみを扱うネットショップです。Amazonが創業時に掲げたビジネスモデルは独創的なもので、数年間は赤字であろうと当初から予測していたとのこと。確かに、アマゾンの送料などの仕組みが当初儲かるとは筆者にも到底思えず、このビジネスは長くは続かないだろうと思っていました。しかし、ジェフ・ベゾスは違います。ユーザーファーストに立ち、価格やサービスの質をとにかく突き詰めて、ファンや常連をつくることに特化しました。最初のうちは赤字でも、大多数の人々、シェアを取ることができれば収益化できると最初から踏んでいたということです。まさにスケール感の違うスケールメリット。そして、Amazonプライムサービスによるユーザーの囲い込み+会員制によるサブスクリプション。今おうち需要で伸びているコストコも収益のほとんどは会員の会員費とのこと。商品購入による売り上げと安定して入る会員費。アマゾンの強さがここにあります。
収益化よりもユーザーファースト。
まずは、ニーズをキャッチし、問題点を解決していく。ユーザーの『こうあってほしい』をとにかく解決する。
それによって、ファンが付き、いずれ収益化する。文字で書けば簡単ですが、そんなギャンブルは中々できない。
しかしジェフ・ベゾスはやってのけたのです。
そんなジェフ・ベゾスも2021年後半にはAmazonのCEOを退任するとのこと。
はたまたどんな余生をおくるのでしょうか。Microsoftのビル・ゲイツのように慈善団体でもつくるのか、
もしくは新たなビジネスを模索するのか。
まだ56歳と若いジェフ・ベゾス、ドロップアウトする感じには思いませんが・・・。
Amazonで買い物しながら、彼の動向を窺うこととしましょう。
文:RIRISEA
文:RIRISEA
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