NEXT NEW NORMAL - コロナ禍での新しい生活、その先の近未来。

ニューノーマルの中、ニュー丁稚奉公スタイル?2021.04.16

ニューノーマルの中、ニュー丁稚奉公スタイル?
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変わる就職市場。新卒採用、転職市場、ニューノーマルの中、採用や働き方が大きく変化しています。

若かりしき日の筆者。芸術系の大学に進学していたため、就職活動というものに全く疎く、完全に乗り遅れておりました。結果、完全に失敗し、よくわからない営業の会社に勤めるハメになり、飛び込み営業の日々。オフィスはとても狭いワンルームマンション。今思い出しても暗黒時代です。この環境を変えようと、3ヶ月目くらいに退職を決意したのですが、そんな会社なので最後の給与はまともに払ってもらえませんでした。その会社は、お寺さんが副業でやっていた会社でしたが、それ以降、私の中でお坊さんへの信用はガタ落ちです。。
南無阿弥陀仏・・・。

と、筆者の身の上話をしたいわけではなく、就職の在り方が変わってきているという話をしたいわけです。そもそも変わり出していた働き方。ワークエンゲージメントや役職より役割を、など職場環境にも変化はおきていました。そこへ、さらに新型コロナウイルの蔓延により、在宅ワークやリモートワーク、テレワーク化が一気に進み働き方の多様性が求められるようになりました。5年前と今では、180度違います。

従来の新卒採用の崩壊

フラットな組織が求められ、役職より役割を、となったとき能力の高さや、何に得意不得意があるのかが、重要になってきます。マネージメントが得意な人、デザインが得意な人、ディレクションが得意な人など、役割で仕事を分担する組織。縦割りから横割りへ。とてもいい流れだと思います。
しかしそうなると、もともとの能力がまだ開花していない新卒の方々はどうしたらいいのでしょうかと筆者は疑問に思います。

そう思っていろいろ調べていると、いくら先進国の中でも遅れているとなじられる日本でも、少しずつではありますが、大学や学校の教育現場でも変化が起きていました。
就職前の大学生の間で、『学生時代にいかに実績を積むか』がより需要なファクターになっていきました。就職に繋ぐインターンではなく、『経験、実績を積むためのインターンや就労』を学生が始めていきました。まあそれは教育制度の変化というよりは、情報化社会となり若者たちが自らこのままではダメだと考え、行動を起こした結果です。やはり、日本の公的機関は少し、遅いのか・・・。

学校、大学の存在意義

そうなってくると、そもそも大学や学校って何?ということになります。実際の実績の方が重要であれば、のんびり大学に行っている意味ないですよね。そうなんです、学校ではもっとリアルな現場環境が必要なのです。机上の空論を突き詰める学問もそれはそれで超重要です。しかし、研究者になる予定ではなく、社会やビジネスフィールドで戦いたい人たちは、いかにそのバーチャルではないリアルな現場環境を体現できるかが今後の人生でとても重要なんです。

丁稚奉公って何?

でもそれって、江戸時代や明治大正、昭和の初期まで続いた丁稚奉公のシステムが理想に近いんじゃないかってことにもなります。10代そこそこで、住み込みで働き、仕事を覚える。給与なんてあってないようなもの。ご飯が食べられるだけまし、という厳しい世界ではあったようですが、1人前に育って、その丁稚先の番頭さんになったり、はたまた独立し、立派な人間になった人は大勢いたようです。要はいかに早く現場にでるか、ということでしょうか。

ニュー丁稚奉公スタイル

昔の丁稚奉公をそのまま現代で再現することは不可能ですし、コンプライアンスや人権、責任問題的にも確実にNGです。炎上します。しかし、参考になることは多いように思います。インターンの仕組みがもちろんそれに近いのかもしれませんが、であれば大学に行くメリットは薄くなってしまいます。学校のカリキュラムにもっと、実務や技能を盛り込むべきなのだと思います。

戦国時代は、10代半ばで、一人前とみなされておりました。元服です。情報社会のど真ん中にいる現在の10代もある意味では成熟してます。学校に行きながらも社会体験が疑似(バーチャル型)ではなく、リアルに体現できる教育の仕組みづくりが早急に求められています。

文:RIRISEA

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