もうここまで来た!ついにお墓もサブスクか?2021.07.04
ちまたで大流行のサブスクリプションサービス。どの企業も自社のサービスや新たな取り組みでサブスクリプション化できないか模索しています。こんなものまで?というものも最近はだいぶ目に付くようになってきました。そんな新しいサブスクリプションサービスでなんと『お墓』のサブスクリプションが!?
サブスクリプションサービスとは?
定額制で利用できるサブスクリプションサービス。ユーザーが定額料金を支払い、好きな期間だけ利用できるというもので、ユーザーは購入するよりも安くサービスを受けられ、企業側は月額で安定した収益を上げることができるサービスです。
ニューノーマルのコロナ禍では、さまざまな分野に広がっており、こんなものまで!?というサブスクもたくさんあります。
このサブスクを活用して、三重県津市のお寺で、お墓を好きな期間だけ利用できるサービスを始めたとのこと。お墓のサブスクとはいったい!?墓離れ、寺離れが叫ばれて久しい昨今、画期的なサービスとして注目を集めています。
お墓のサブスクリプションサービスとは!?
2021年4月、三重県津市にある「浄誓寺」がお墓のサブスクをスタートさせました。それは、利用者に墓石と骨つぼが一体になった「偲墓(しぼ)」を購入してもらい、月額3300円で、すべての法要や供養、お墓の掃除や管理などをする新しい取り組みです。このサービス「偲墓」は、浄誓寺などが開発したもので、現在、三重や愛知、大阪などの7つの提携寺院で受けることができ、檀家でなくても利用できるそうです。
お墓の購入価格は平均170万円!
一般的なお墓を購入するとなると、平均価格はなんと170万円もします。このサブスクリプションサービス偲墓の場合は、ユーザーは、約27万円で骨つぼ型の墓石を購入し、お寺に預けるだけとお手軽です。
しかも、好きなときに(サービスを)やめることができ、その後、お寺の永代供養墓に入れてもらうことで、解約時に、追加料金なしで、お寺が管理・供養してくれる合同のお墓に埋葬できるという訳です。
お墓は所有するということから、共有する時代ということでしょうか。
マンションみたいな堂内墓地と呼ばれるものもあったりします。
近年、お墓参り離れも進み、お墓を放置してしまう人が増えています。連絡も取れないので、誰がお墓を引き継いでいるのか把握できない状態です。撤去には、複雑な手続きや、高額な費用がかかるため、お寺にとって、大きな負担になっています。
現在では、20~30年後、ほとんどの寺院が機能しなくなると言われています。それを食い止めるための新しいサービスがサブスクの偲墓として、生まれました。
お墓という形に残る状態で残したいという人々の思いと、日本の文化が現在、ニューノーマルの中、その岐路に立たされています。
信仰とは何か?を改めて考える事が機会と共に、サブスクリプションサービスの可能性はこういった伝統文化や古き日本の慣習にこそうまくマッチするのかもしれません。
文:RIRISEA
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