車が空を飛ぶ時代はすぐそこに。35分間の飛行に成功2021.07.03

自動車が空を飛ぶSF映画は数知れず。確かにそりゃあ便利です。道路走ってそのまま空に飛べたら、早い上に、手間も少ない。ニューノーマルの中、スロバキアから35分間の都市間飛行に成功のニュースです。
35分間の都市間飛行に成功
2021年6月30日、スロバキアで空飛ぶ車「エアカー・プロトタイプ1」を開発しているクラインビジョン社が試験飛行が行い、スロバキアの2つの都市を結ぶ35分間の飛行に成功したと発表しました。

「空飛ぶ車」とは?
空飛ぶ車とは、車に飛行機の翼が付いたようなモビリティ。空を飛ぶ際の主な動力はプロペラ。およそ3分で、両翼や後部の羽根は折れ曲がり、車幅にあったコンパクトなボディとなります。
エアカー・プロトタイプ1とは?
同社の発表によりますと、6月28日、「エアカー・プロトタイプ1」は、スロバキアのニトラから首都ブラチスラバまで飛行したとのこと。このエアカー・プロトタイプ1は、固定プロペラと160馬力のBMWエンジン1基を搭載しています。およそ3分で飛行機から自動車へと変形できます。これまで試験飛行40時間以上、高度は約2500m、最高巡航速度は時速190kmに到達したといいます。
試験飛行を終え、ブラチスラバに着陸したエアカーが自動車に姿を変えた後、そのままクラインビジョンのステファン・クラインCEOと共同創業者アントン・ジャザック氏の運転で、市内中心部まで走行したとのこと。
その時の心の高揚が伝わってきます。絶対鼻歌でも歌っていたんじゃないですかね。
自信を得たジャザック氏は「エアカーはもはや概念実証ではない。SFが現実になった」とコメントしています。
エアカー・プロトタイプ1の70km、35分は、直線距離の高速道路では自動車と差ほどの違いありません。しかし、山間部などのくねくね道などの場合、自動車はスピードを出せないので、そういったシーンではとても役立ちそうですね。もちろん、都市部の渋滞回避にも!私の家は会社から20kmですが、空いていれば、20分ほどですが、朝や夕方の渋滞時は1時間ほどかかってしまいます。これが、10分程度なるということです。最高ですね。

クラインビジョン社、次の試作へ
クラインビジョンは、エアカー・プロトタイプ2として、300馬力のエンジン搭載の試作機第2段の開発を進めています。このプロトタイプ2は、巡航速度は時速300km、航続距離1000kmに達する見通しです。
「空飛ぶ車」日本では実現する?
日本政府は、2030年代には無人運転の実現を目指し活動を支援していくとのこと。規制緩和や法改正に中々時間のかかる日本。さてどうなることやら。世界に遅れをとらないためにも、大胆なモビリティーの規制緩和は絶対必要ですね。
今後クラインビジョンは3人乗りや4人乗りの空飛ぶ車のほか、水陸両用モデルの開発も予定しているとのことです。
日本も自動車大国として力の見せどころです。
文:RIRISEA
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文:RIRISEA

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