新型コロナワクチンを1日60万回接種することは可能なのか!?2021.05.12
高齢者のワクチン接種を2021年7月に終わらせると政府が豪語しています。果たして、それは可能なのか?
ニューノーマルの昨今、いろんなことが変わった中で唯一変わらないものがあります。それが、日本の政府の対応の遅さや、チンプンカンプンな施策。『今はオールジャパンの対応が必要!』といくら専門家が叫んでも、政府と、役人が仲たがいし一致団結出来ない。国の方針に従わない厚生労働省。過去の薬害訴訟の問題を気にしてこんな状況ですら牛歩の対応となっています。人の命より、保身ということが丸見えで、ニュースなどを見ていると辛くなりますね。
高齢者の数はおよそ3600万人
『2021年7月までに3600万人の高齢者にワクチンを接種します』と、聞いただけでは、計画が立てられていてすごい!と、安心します。しかし、実情はどうやら違います。現状日本のワクチン接種は1日頑張っても1万回の接種が限度だというのです。今のシステム(医師が診断し、医師や看護師が接種する)では、到底そのスピードを上げることはできないと。超法規的処置で、歯科医も接種可能ということですが、それだからと言っていきなり10万回には増えない。獣医師や医学生も接種できるようにすべきだという論争すらあります。
簡単な計算をしてみましょう!
現在2021年5月12日で、7月12日までを、60日としましょう。1万回×60日=60万回です。60÷3600=0.01666。約1.6%の接種率にしかなりません。え?これを7月には3600万人の接種を!と豪語しているのかと、驚きを通り越して、恐怖ですね。このペースで、接種していけば、1日1万なので、3600日かかるということです。約10年かかります。高齢者だけで。本当に、恐怖です。これが例え、国や機関がいろんな規制緩和や対処法でなんとか1日の摂取量を10万回としても、360日かかります。約1年です。1万回を10万回にするのも、本当にウルトラCが起きないとまず難しいでしょう。
3600万人に摂取するには・・・
60日間で3600万人接種するには、1日60万人に接種しないと難しいということです。現状が1万回でもいっぱいいっぱいの状態で、その60倍の対応が可能かと。しかも、この国のこの対応で。
わたしたちのライフスタイルにも大きく影響するワクチン接種問題。
小学生でもわかる単純な割り算、掛け算をもう少ししっかり勉強して、迅速で正確な対応を望まざるおえません。。。
文:RIRISEA
追記:2021年5月12日現在、高齢者の接種回数もだいぶ伸びてきている模様です。ただ、やはりまだまだ1日の接種回数は数万回程度(高齢者のみの換算)。優先の医療従事者の接種は数百万単位で実施されているので、ここがすべて終わり高齢者に向けば、一気にペースアップも可能です。さて、どこまで頑張れるか。
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文:RIRISEA
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