ニューノーマル スマートフォンの時代はあと○○年で終わる?2021.03.18

突然ですが皆さん、どらえもん、ターミネーター、バックトューザフューチャー、スターウォーズなどの作品はご存じですよね?
これらの人気SF作品には空飛ぶ車、完全に自立したAIロボット、タイムマシン、高度なホログラム技術など、作られた当時では実現しないと思われていたものが当たり前のように使われている、未来の世界が描かれています。
さすがに作品に出てくるようなタイムマシンや、どこでもドアなどを開発することは不可能に近いと思いますが、ドラえもんの道具の「糸無し電話」は携帯電話、「翻訳こんにゃく」はポケトークなどの翻訳機がその機能を持ち合わせています。
当時は「あったらいいな」と思われていたものが、2021年現在に技術の進歩によってニューノーマルになっているのです。。
そこで、現在ではまだ技術が追いついていないが、今後10年、20年後に実現しているであろう未来を、大学でITを勉強している現役大学生の僕が、独断と想像も交えてご紹介したいと思います。
皆が想像する未来
僕が思い描く未来は、上の画像のような世界です。
高層ビルが立ち並び、街の至ることろにホログラムが映し出されていて、夜になっても全く暗くならないような未来です。
ヒューマノイドがたくさん歩いていて、人間のサイボーグ化が進んだ世界がこの先実現するかもしれないと思うと、とても好奇心をそそられます。
では、このような世界を実現するために必要な技術は現在どのような状況なのでしょうか。
今回は特にスマートフォンの次に時代を形成するデバイスについて、技術の最先端を見ていきたいと思います。
ポスト・スマホ
最初に開発されたコンピューターは一部屋すべてを覆うような大きさだったと言います。しかし今では手のひらに収まってしまうほど小型化されています。
スティーブ・ジョブスがiPhoneを発表してから、ここ十年スマートフォンの時代が続いています。
まさにスティーブ・ジョブズがiPhone発表のプレゼンで言っていた「数年に一度、全てを変えてしまう新製品が現れる」状態になりました。
スマートフォンは近年開発されているものを見てみると、画面の拡張が進められています。
二つ折り可能なディスプレイが開発され、画面は単純に二倍になるでしょう。
しかし、この既存の技術の組み合わせは、到底ブレイクスルーと呼べるものではありません。
私は、ここがスマートフォンの進化の限界だと感じます。
ではスマートフォンに次ぐ、革新的なニューノーマルデバイスは何になるのでしょうか?
今現在登場しているスマートウォッチでしょうか?それともアレクサやGooglehomeのような音声入力を可能にするものでしょうか?
私は、コンタクトレンズ型デバイスだと予想します。
次なる進化、ブレイクスルーに必要なものは、カメラ機能の向上でもなく、ステレオ機能の向上でもなく、さらなる「モニター」の拡張だと僕は思います。
なので、スマートフォンの次は初期に「AR(拡張現実)」、その後は「MR(複合現実)デバイス」としての「スマートグラス」が生まれると予想します。
スマートコンタクトレンズはどれくらい革新的なものなのか
今まではPCならマウスやパッドの操作、スマホやタブレットなら画面のフリックなど、必ず”手”を使わなければいけませんでした。
スマートコンタクトレンズはその入力動作を極限にまでストレスフリーにします。
スマートコンタクトレンズはその操作を目線の動きだけで実現します。
部屋を見渡すだけで、自分だけに見えるヴァーチャルインターフェースを操作することができます。カレンダーをスクロールしたり、家までの通勤時間を調べたり、音楽の再生をコントロールしたりと、様々なことがハンズフリーで実現するのです。
もう一つ、スマートコンタクトレンズが革新的だと思った理由は、通知を見逃がすことが無くなることです。
皆さんは今まで、スマートフォンに大切な連絡が来ていたが、確認するまでに時間がかかってしまい、相手に迷惑をかけてしまったことはありませんか?
僕はスマホを頻繁に見る習慣があまりないのでよく返信を忘れてしまいます。
ですが、このデバイスを付けていると、通知が来た瞬間視界に入るので、確認のし忘れが無くなります。
わざわざスマホを取り出さなくてよくなるので、便利ですよね。
医療目的での使用
Mojo Visionは、消費者や企業向けにコンタクトレンズの開発を進めていますが、最初は、視覚障害者や低視力者、眼鏡では矯正できない弱視者に焦点を当てています。
低視力者を支援する機能のデモンストレーションでは、「ほぼ真っ暗闇に立っていたにもかかわらず、プロトタイプを通して部屋にいる人やベッドの端を確認できた。そして一時停止の標識を簡単に読むこともできたのだ。それはまるで、ナイトヴィジョンを使用しているようだった。」といった感想が出るなど、視覚障害者がより簡単に移動する手助けとして、理想的であることが証明されました。
実現はあと数年後...?
アメリカのベンチャー企業Mojo Vision社は、0.48ミリという世界最小のマイクロディスプレイの開発に成功し、網膜に投影する技術との併用によって、世界初のコンタクトレンズ型ARディスプレイ「MojoLens」を開発しました。
Mojo Visionによると、「Mojo Lens」には今後、文字の拡大や物体の輪郭ハイライト、コントラスト調整などの機能を追加し、さらにはその他の支援(例えば、キャプション表示や翻訳)機能も導入して、コンタクトレンズが真の意味で視覚支援デバイスとなるようにする予定だと言います。
一般販売はまだ数年かかると思われますが、開発チームの数人はもうこのコンタクトレンズ型デバイスを装着してニューノーマルな生活を体験していると言います。
私たちが思っていたよりもずっとはやく、スマホの時代は終幕を迎えるのかもしれません。
まとめ【NEXT NEW NORMAL】
僕がこのコンタクト型スマートグラスを知った時に思ったことがあります。それは、体に埋め込むというほどではないが、これまでのどのウェアラブルデバイスよりも、はるかに人体との接触度が高く、人間のサイボーグ化が現実となってきているのではないかということです。
人体への安全性はどうなのだろうか、何か問題が生じたりはしないのだろうかなどの心配はありますが、特に男性ならばそれよりも好奇心のほうが勝ってしまいますよね。
確実にスマホの時代を終幕させるこの革新的なデバイスは、進化を遂げています。
あと十年もしないうちに、街に歩いている人皆がコンタクトレンズを着用し、自分にしか見えない景色を楽しんでいるニューノーマルが訪れるでしょう。
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文:sakata

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