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あれ?結局5Gってどうなったの?2021.06.29

あれ?結局5Gってどうなったの?
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新型コロナウイルスによって世の中が変わってしまうちょっと前に、5Gが話題になって注目されていました。
今年の東京オリンピックでは高臨場・高精細の映像コンテンツを超高速無線伝送して、新しいエンターテインメント体験を提供可能にしようとする動きもあってワクワクしていた筆者です。

しかし、コロナ渦になり遂にはオリンピック開催にも厳しい目がある中で、実際には観戦チケットは約40%販売済み、延期や中止で支払われる保険金が超巨額などの問題で、それどころではないのでしょうね。

もし、将来的に5G映像コンテンツを利用した5G観戦が可能になれば場所を選ぶ必要もなく、ニューノーマルなエンターテインメントとして注目されそうです。

5Gはいつからどこでスタートしたの?

日本での5Gの商用化は、2020年3月から都市部を中心とした一部のエリアで開始されています。ソフトバンクでは2022年3月末までに人口カバー率90%の達成を目標としてインフラ整備を進めているようです。

ただ、5Gは周波数が高い事により障害物に弱いという特徴があります。

PHSを利用したことがある方なら理解しやすいかもしれませんが、昔のPHSも壁1枚隔てて繋がりにくい事がありました。実は5GとPHSは近い周波数帯を使っているので、利用する環境によっては繋がりにくくなる可能性も考えられるのです。

他に衛星通信との電波干渉の可能性もあるようで、こう言った理由から基地局の整備に時間がかかる為、一気に5Gは広がらないのではないかと言う見方もあります。

それでもすごいよ!5G!

とは言え、4Gよりも通信環境は格段に進化します。ある条件下での通信制限はあるものの、大容量のデータを超高速で送受信可能で動画コンテンツやオンラインゲームもストレスフリーです。

様々な物がインターネットに繋がるIoT(Internet of Things:モノのインターネット)も普及してきています。特に今では中国のIoTビジネスの加速はトップクラスです。広い国土と言う事もありますが公共サービスや交通のIoT化は急速に拡大しています。

今ではテレワークで当たり前になった会社でのライブミーティングも進化してバーチャル会議が実現したり、オリンピックの生配信で選手目線で観戦できるリアルビューなどなど、さらに先のニューノーマルな世界が待ち受けている事でしょう。

もっとすごいよ!6G!

もう世の中では6Gの開発が進んでいます。現実的な話は一旦置いておいて、これもまたすごい夢のある話なのです。

5Gは「高速大容量通信」「多数同時接続」「低遅延」が特徴で、6Gはこれらに加え「超カバレッジ拡張」「超多接続」「超演算」が付いてくると言うのです。何だか超スゴそうです!

・超カバレッジ拡張

空・海・宇宙などを含むあらゆる場所での使用を想定した通信システムです。宇宙ステーションにも通信システムが繋がるともう本当にSFの世界に近いですね。

・超多接続

多数同時接続の上位版と言ったところでしょうか。ウェアラブルデバイスなどIoTデバイスの普及により今より約10倍の超多接続が実現すると言われています。今私たちが身に付けていたり携帯しているものでインターネットに繋がっているものは、せいぜいスマホや腕時計の2接続くらいではないでしょうか。これが20接続…なかなかピンときませんよね。

内閣府は2020年、「ムーンショット」と呼ばれる研究開発を推進する方針を発表しています。

身体・脳・視神経にまでインターネットが接続され、人間の能力拡張を可能にする計画です。例えば、運動神経や視覚を大幅に強化した人達が繰り広げる「超人格闘技」が出てきたりするかもしれません。まさにアニメ刃牙の世界です。

・超演算

これらの高度な技術を処理する演算力です。もしかすると未知のプログラムやAIが出てくるかもしれません。

当然、倫理観と法律という大きな課題はありますが、生きている間にこの能力拡張の経験をしてみたいものです。

文:KIT

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