10年以内に車が空を飛ぶ?SFの世界はすぐそこに2021.02.10

映画やアニメで描かれる、未来の世界でよく目にする空を飛ぶ車。
もしも車が空を飛ぶことが出来たとしたら。
通勤時や高速道路での渋滞にイライラすることも無くなり、交通事故も急激に減るのではないだろうか。
今はまだ実現されていない車の形に、誰しもが期待を込めた想像をしたこともあるのではないでしょうか。
そんなニューノーマルと成り得る「空飛ぶクルマ」が普及する未来はそう遠くはないのかもしれません。
日本を含めた世界各地で実用化に向けた活動がが日々進んでおり、
10年以内にはこの空飛ぶ車は実用化されるのではないかと数々の専門家が予測しています。
そこで、今回はそんな空飛ぶクルマについての話をしていきたいと思います。
10年以内には空飛ぶクルマが実現可能に?
世界に目を向ければ、200~300社以上もの企業がこの空飛ぶクルマの開発に取り組んでいると言われています。
そんな中で、日本企業の株式会社SkyDriveは2020年8月に実際に中で人が操縦をする有人飛行試験に成功しました。
同社は、2023年に大阪湾岸部の短距離間を結ぶエアタクシーの事業開始を予定しており、
2028年にはこの空飛ぶクルマの一般販売も計画しています。
機体そのものは一人乗りで、ヘリコプターとドローンの中間の様な形をしておりプロペラを使って空を飛ぶ仕組みになっています。
気になる販売価格は2000万~5000万円になると言われていますが、
実際にこの空飛ぶクルマが生活に浸透すればするほど、最終的に一般車と変らない価格で販売される予定です。
まるでバックトゥザフューチャーのような「AirCar」
海外に目を向けると、スロバキアの企業クラインビジョンが2020年11月に、開発中の空飛ぶ車「Air Car」の飛行試験を実施しました。
こちらの空飛ぶクルマの形は近未来的であり、私達が想像するニューノーマルな空飛ぶクルマに最も近いフォルムをしています。
車のボディに翼がつけられており、ボタン1つで運転モードと飛行モードに切り替えることが出来るため地上と空中の両方での運転に対応しています。
空飛ぶ車が実用化されるために必要なこと
実際に空飛ぶクルマが開発されたとしても、実用化されるには様々な要素や条件が必要になってくるでしょう。
安全性の確保
この空飛ぶクルマはもちろん地面ではなく空を運転することになります。
そのため、基本的な性能はもちろん、万が一空中で事故が発生した場合に備えて、
落下防止機能など車内の人だけではなく地上の被害を最低限に食い止める機能が必要になります。
航空法の整備
航空法とは、”民間の航空機の航行の安全及び航空機の航行に起因する障害の防止”を目的とする日本の法律です。
現在の航空法では航空機やヘリコプターに対応した規制が行われるため、民間人がこの規制をクリアするには難しい部分が存在します。
そのため、この航空法をどれだけ民間の空飛ぶクルマの規格に合わせたものに作り上げていくが鍵となるでしょう。
交通網の整備
この空飛ぶクルマの初期段階では、ヘリポートのような離発着場が必要になってくると言われています。
また、実用化された際には空中に多数の車が運転されることになるため、
それぞれのルートを定めたエアマップのようなものや、地上の信号機に代わるような車の流れを規制するようなものが必要になってくるのではないでしょうか。
まとめ
もしも空飛ぶクルマが実用化されれば、私達の日々の移動は格段に快適なものとなるでしょう。
確かに、まだ開発・実験の段階の企業が多く、航空法や運転免許証などの整備など、実用化までにはまだまだ時間がかかります。
しかし、世界中の技術者の方々のおかげで、あまりにも遠い未来の話だと思っていた空飛ぶクルマは近い将来には実現可能なレベルまで差し掛かってきました。
今は地上を走る車が空に浮かんでいる。そんなニューノーマルな光景が広がっているのではないでしょうか。
SFの世界に憧れた人間の1人として、いち早くこの空飛ぶクルマが当たり前になる未来がやってくることを待ち望んでいます。
文:niimi

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