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新型コロナワクチン、その副作用とメディアの煽動2021.04.28

新型コロナワクチン、その副作用とメディアの煽動
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ようやく日本でも2月17日から一部の人を対象にワクチン接種が始まっています。厚生労働省は3月20日、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた2人に、副作用の疑いあるの症状が出たと発表しました。

新型コロナワクチンの副作用は皆さんも気になるところだと思います。

実はインフルエンザなどのワクチンを接種すると、熱が出たり、接種した部分が腫れたりしたりという『副反応』が起きることがあります。新型コロナウイルスのワクチンでもこうした副反応が報告されているため、どのような症状が出るのか心配な方も多いでしょう。

今回はニューノーマルを実現する、新型コロナウイルスのワクチンを接種するにあたって、気になる副作用についてご紹介していきたいと思います。

副作用はなぜ起きるのか

待望のコロナワクチン その安全性は!?
そもそも副作用というのはなぜ起きるのでしょうか?
感染症に詳しい国立三重病院の谷口清州 臨床研究部長によりますと、『発熱や腫れなどのワクチンの副反応は、免疫を活性化させるという「主反応」が起きていることの裏返しで、免疫の機能が働いて効果が出ていることの現れだ』ということです。

なるほど、副作用はワクチンが効いている証拠にもなるのですね。

どれぐらいの割合で副作用が出るのか

待望のコロナワクチン その安全性は!?
新型コロナウイルスワクチンのうち、ファイザー製のワクチンの場合、予防接種の実施に関するアメリカの諮問委員会によると、ワクチンを接種したおよそ99万7000人のうち、1回目の接種では、

・接種部位の痛みを訴えた人が67.7%、
・疲労が28.6%、
・頭痛が25.6%、
・筋肉痛が17.2%、
・発熱が7.4%、
・関節の痛みが7.1%、
・悪寒と吐き気がそれぞれ7%、
・腫れが6.8%

と報告されました。

アメリカ・CDC(疾病対策センター)によると、こうした症状は接種のあと1日から2日以内に起こることが多く、しかしそれは、大抵の場合数日で消えるとのことです。

一見、かなりの確率で副作用が起こるように見えますが、実はこうした症状は、インフルエンザのワクチンで報告されている副反応とも共通しています。

厚生労働省によると、一般的なインフルエンザのワクチンを接種したあとに起こる副反応として、接種した部分に赤みやはれ、それに痛みなどの症状が10%から20%の人で出るということです。
このほか、発熱や頭痛、それに寒気やけん怠感の症状の出る人が5%から10%とのこと。

私たちが普段から摂取しているインフルエンザワクチンのほうが、なんと副作用が出る割合が高いことが分かります。
(マスコミの印象操作ですね。。。)

気を付けなければいけないのはアナフィラキシー反応!!

副作用のほとんどは命に別状のない程度のモノですが、アナフィラキシー反応には気を付けなければなりません。

実際にアナフィラキシー反応がどれくらいの頻度で起こるのかについてですが、アメリカで約1000万人に1回目の接種をしたところ50人にアナフィラキシー反応が起こった、とのことです。つまりおよそ20万人に1人にアナフィラキシー反応が起こる計算になります。

アナフィラキシー反応が起こった50人は
・女性が47人(94%)

・74%の人で接種後15分以内、90%の人で接種後30分以内にアナフィラキシーが出現

・40人(80%)は過去にアレルギーを指摘されていた

・12人(24%)は過去にアナフィラキシーを起こしたことがあった

などの要因があったことが分かっています。
食品や医薬品に何らかのアレルギーがある人はワクチン接種後30分程度は特に慎重に様子を見るようにしましょう。
なお、アナフィラキシーを起こした方々は皆さん無事に退院されており、迅速に、適切に対応すれば命に関わることはほとんどないそうです。

アナフィラキシー反応とは

生体の中に抗原(アレルゲン)が侵入すると、生体はその抗原に対して特異的な抗体(IgE抗体等)を産生し、再び同一の抗原が体内に入ると抗原抗体反応が起こり、それを除去しようとします。この抗原抗体反応は生体の防御反応の一種ですが、ときに生体にとって極めて有害な反応を引き起こします。また、アナフィラキシーのうち、血圧が下がってショック状態に陥ったものを『アナフィラキシーショック』といいます。

アナフィラキシーの典型的な症状としてはじんま疹、紅斑、呼吸困難、めまい、腹痛、下痢、意識障害などがあげられます。皮膚症状はアナフィラキシーの最初の症状であることが多く、8~9割に生じるといわれています。

ニュースの報道は悪意がある!?

待望のコロナワクチン その安全性は!?
少し前にニュースの見出しに「ワクチン接種後死亡0.003% 米国内で1170件」と言ったものを見かけました。これだけを見ると”ワクチン接種のせい”で1170人が死んだのか、と思ってしまいそうです。しかし、実際にはこの1170人の方はワクチン接種をした後に亡くなったというだけで、ワクチン接種と関連があるかどうかは不明なのです。

例えばアメリカの高齢者施設では2021年1月18日までにワクチン接種後に129人の高齢者が亡くなられたと報告されていますが、これは平時に高齢者施設で亡くなられる方と比べて多いわけではなく、この129人もワクチン接種との因果関係はないだろうと結論付けられています。

今後このような新型コロナワクチンの副反応に関する報道が「本当にワクチンと関連のあるもの」と「おそらく関係ないもの」が混同し、流れてくるものと思われますが、そうした報道を私たちはしっかりと見抜く必要があります。

まとめ【NEXT NEW NORMAL】

この事態のゲームチェンジャーになるかもしれないコロナワクチンの、副作用については皆さん心配なのではないでしょうか。

現在開発されているワクチンは接種をすることで、相当な効果を発揮することが報告されています。
日本の私たちのもとにも随時届くと思いますが、アレルギーを持っている人は接種後30分は気を付けたほうがよさそうです。

確かに、急遽開発され、まだ安全性も確かではないワクチンを接種するのは怖いと感じるでしょう。
ワクチン接種は強制ではありませんが、できることなら接種したほうがいいのではないかと個人的には考えています。

マスクをしなければいけないこのニューノーマル世界も、今年中に終えることができ、新たなニューノーマルが生まれるかもしれませんね。

文:sakata

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