コロナ禍での新しい生活、その先の近未来。

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鬼滅の刃 人気はコロナのおかげ!? コロナ

投稿日:2020.12.07
 更新日:2020.12.08
コロナ

最近子供からお年寄りまで、皆さん『鬼滅の刃』に夢中ではないでしょうか?

この漫画は2016年2月から2020年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画で、コミックス累計1億部を突破する人気作です。
僕も大好きで、漫画、アニメ共にすべて見ました。

「鬼滅の刃 無限列車編」は公開3日間(2020年10月18日まで)で興行収入46億円、動員数342万人、公開10日間(2020年10月25日まで)で107億円、798万人を突破しました。
公開より10日間での100億円突破は、日本で上映された映画の中で最も速い日数で、実写作品も含めた歴代の興行収入ランキング1位に輝いている「千と千尋の神隠し」の308億円に迫る勢いです。

たくさんの人が見ているのはもちろんですが、何度も映画を見に行く人が続出しているんだとか。
(僕自身も公開された10月中に3回、映画館に足を運んで見てきました!)

それほどまでに人々の関心が高く「どこまで記録が伸びるのか?」と世界中で話題となっている作品です。

ニュースでも取り上げられるほど、いったいなぜ『鬼滅の刃』はここまで人気なのか。
日本中が夢中になっている理由を解き明かしていきたいと思います。

コロナ禍が関係している!?

実は疫病と鬼は古くからの深いつながりがあり、『鬼滅の刃』もまた
鬼=疫病とする描写が見られます。
新型コロナウイルスに対する不安感は、日本人の心に息づいている鬼のイメージと結びついたのではないでしょうか。
強力な鬼に対して、傷つき、時に死者を出しながら立ち向かう鬼殺隊の姿は、新型コロナウイルスに恐怖しながらも、疫病を撲滅するために懸命に戦っている人類そのものとリンクします。
この新型コロナウイルスへの恐怖感と鬼殺隊への応援・共感という感情は、『鬼滅の刃』の大ヒットの要因のひとつとも考えられます。

さらにコロナ禍でおうち時間が増加したために、漫画やアニメを楽しむ時間が増えたという事もあると思います。
子どもが見ているアニメに、いつの間にか親世代がハマっていたという話もよく聞きます。

子どもとの共通の話題にもなりますし、家族間でもいつも以上に話が盛り上がったのではないでしょうか。

作品自体の面白さが相まっている

コロナ禍であったと言えど、もちろん作品自体の面白さが欠けていてはここまでの人気にはならなかったと思います。
皆さんがこの作品に無意識のうちに惹かれる理由を考えてみたいと思います。

キャラクター設定が細かい

多くの人がこの作品に惹かれる理由はたぶんこの理由ではないでしょうか?
登場するキャラクターは鬼・人間に関係なく一人ひとりに丁寧にバックボーンが描かれています。
※以下多少のネタバレを含みます。

主人公の竈門炭次郎が鬼狩りになったのも、過去に家族が鬼に襲われ、唯一生き残ったが鬼になってしまった妹を助けるためです。

主要人物だけでなく、作中に一度しか登場しない者たちにも切ない過去が丁寧に描かれています。

親愛なる人を殺され、守れなかったのは自分の力不足だったと思い込み、ひたすら武の道を究めるために鬼になったものもいます。

双子の兄が憐れんでいた弟の才能が判明し、どうにか追い越そうという強い嫉妬から鬼になった兄弟もいます。

このように人間・鬼関係なく登場人物の切ない過去に細かくスポットをあてて丁寧に描かれている事が、より物語の世界観を強めているのだと思います。
親や兄弟のために戦う家族愛の尊さが、どのストーリーからも伝わってきます。

話のテンポがはやい

『鬼滅の刃』は話のテンポがほかの漫画と比べて早いです。
主人公が地道に鍛錬をつんで剣術を会得するシーンなどは、ほとんど出てきません。
他の漫画では、この修行のシーンにスポットを当てることが多いと思います。
ですがこの作品は、技を取得するシーンを省略しており、登場人物は最初から戦いの場で技を繰り出し、バトルシーンをメインにすることで、物語のスピード感を強調しています。

さらに敵側に十二鬼月という12人の強い鬼が出てきますが、その半分ほどの鬼たちは主人公となる鬼殺隊と戦いません。
初登場シーンで5人の鬼が殺されてしまいます。
私は12人の鬼を順当に倒していき、最後に鬼の始祖と戦うと展開を予想してましたが、物語の序盤で7人まで減ってしまいました。
これにより物語終盤に差し掛かるまでの時間が半分となり、テンポよくサクサクと読む(見る)ことができます。
そのため、他の大ヒット漫画では単行本で50巻~100巻ほどのボリュームになっていることが多いですが、この作品は23巻が最終巻です。

予想外に早い展開と、結末が早く知りたいと思えるところも、読者が夢中で読み進める要因だったのかもしれませんね。

大正時代と刀

『るろうに剣心』
『BLEACH』
『ワンピース』
『ドラゴンボール』
『NARUTO』
『進撃の巨人』
皆さんが必ず一回は聞いたことがある人気漫画を並べてみました。
これらに共通することは、作品にが登場することです。

『鬼滅の刃』でも、もちろん刀が登場します。
人気バトル漫画には刀が必須であることが分かりますね。

次に時代背景です。
舞台は大正時代です。
ここ最近ノスタルジーを感じれる作品が人気です。
上記にも挙げられている、『るろうに剣心』の時代背景は明治時代初期です。
他にも『文豪ストレイドックス』、『刀剣乱舞』など、昔の日本を時代背景とした漫画は、比較的に人気になりやすいように感じます。

この人気の秘訣を二つとも持ち合わせた作品、というのもヒットの要因として考えられますね。

アニメ化が人気の火付け役になった

『鬼滅の刃』の注目度が上がったのはアニメが始まってからです。
もともと週刊少年ジャンプで連載されていましたが、アニメが始まるまではここまでの認知度ではありませんでした。

アニメでは作画・声優・音楽のクオリティーがすさまじく、まるで一話一話が映画のように作られています。

制作会社のufotableは作画とCGを組み合わせたバトルシーンを描くのが得意な会社で代表作には『Fate』シリーズや『刀剣乱舞』などがあります。

個人的には、ufotableは夜のバトルシーンの独特な雰囲気重低音で迫力満点の音楽が特徴的な作品が多いと感じます。

映像が綺麗であったり世界観をうまく表現することも重要視されるなかで、原作のイメージを壊すことなくアニメ化した事が、人気に拍車をかけれたのかもしれません。

まとめ【NEXT NEW NORMAL】

幅広い層に絶大な人気を誇っている『鬼滅の刃』は、そもそもの作品の面白さに加えコロナ禍という事もあって、ここまで大ブームとなったのではないでしょうか。

鬼と疫病の関連性や、おうち時間の増加など、様々なコロナ禍における要因がヒットを後押ししたと考えられます。

週刊少年ジャンプでの同作品の連載は2020年5月に終了し、先日単行本は最終巻が発売され区切りを迎えたとはいえ、まだまだ関心度の高い『鬼滅の刃』。
今後もアニメの二期や映画の第二弾の制作も噂されるほどブームはまだ終わらないようです。

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