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ロボットが家族と呼ばれる未来 卓上ペットロボット「Emo」2021.03.29

ロボットが家族と呼ばれる未来 卓上ペットロボット「Emo」
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今から20年以上前の1999年。
ソニーが販売を開始したペットロボット「aibo」は、全世界で約15万体販売されるなど爆発的な人気を誇りました。

これ以前にも、ファービーなどぬいぐるみ型のペットロボットが普及していたものの、
aiboの自律稼働型ペットロボットという点は革命的であり、ペットロボットが世の中に受け入れられた瞬間でもありました。

aiboが初めて世に現れてから20年以上。

ロボットペットはより進化をして、可愛らしい部分を持ちながらも、実用的な存在として注目を集めています。

今回は、実用的でニューノーマルなロボットペット「Emo」について紹介をしていきます。

今のペットロボット市場

2019年に、ソニーから新型の「aibo」が再び発売されたことや、店舗で見かけることが多いソフトバンク「ペッパー」など、人とコミュニケーションを取ることが出来るロボットの開発・製造は近年増加しています。

その中でも、ロボットベンチャーの株式会社「GROOVE X」が製造・販売する「LOVOT」は、家庭用ロボットとして高い評価を得ています。

しかし、販売価格は本体1体で約30万円と、一般家庭で普及するにはやや高額な価格設定となっています。

Emoとは?

Emoは、
複数のセンサーと最先端の技術によって周りの環境を認識し、1000以上の表情と動作を備える個性的でかっこいいインタラクティブなAI卓上ペットロボットです。
(Campfireプロジェクトページより)

サイズは卓上と小振りになっており、周囲の環境に合わせて行動や表情などを変えるだけに留まらず、
音楽再生、アラームや写真撮影機能など、実用的な機能も兼ね備えたペットロボットとなっています。

Emoの機能

見る


高度なHDカメラが備わっていることで、人の顔や周囲の環境を認識することが出来ます。

聞く


音声認識装置であるマイクアレイが4つ備わっており、音声のキャプチャと発声方向を認識することが出来ます。

また、iPhoneのSiriのように「Hey Emo」といった呼びかけにも応答することが出来ます。

感じる


タッチセンター搭載によって、物理的な触感を感知することが出来ます。

そのため本物のペット同様に頭をなでる等のスキンシップにも対応可能です。

学ぶ


自己学習システム(AI)が搭載されているため、周りの環境や所有者の行動に基づいて変化することが出来ます。

そのため、所有者とのコミュニケーションによってロボットの性格・行動を変化させることが可能になっています。

コミュニケーションをとる


スピーカー搭載によって、音楽やシミュレートされたサウンドによる、音声でのやりとりを可能にしています。

また自己学習システム(AI)が、周囲の環境や所有者の行動・会話を学習することによって、Emoの行動や性格を変化させていきます。

Emoの実用的な機能

音楽再生


スピーカーが搭載されているため、
自分のプレイリストやEmoが独自に作成したプレイリストを流すことが出来ます。

アラーム/スマートライト機能


独自のスマートライトと連携することによって、
アラームを設定した時刻にライトを点灯させるなど、照明とアラームを組み合わせた起こし方を実現してくれます。

写真撮影


卓上のEmoに写真撮影を頼むことで、集合写真などを手軽に撮影することが出来ます。

以前の様に、机の上にスマホを固定して撮影場所に走るなんてことも、もう不要になります。

ゲーム


チェスやモノポリーなどのオンラインゲームの対戦相手をこのEmoが担ってくれます。

家で退屈な時間も、Emoが居れば遊び相手になって有意義な時間を過ごすことが出来るでしょう。

まとめ

ソニー「aibo」が流行となって20年以上。
ペットロボットは、ペットとしてのコミュニケーションだけに留まらず、生活を豊かにする機能面でも進化をしています。

また、お年寄りの方もにペットロボットとの生活が推奨されるなど、再びペットロボット市場は注目を集めています。

数年後には、
ロボットが「所有」されるのではなく、「家族」として家に迎えられるニューノーマルな時代も訪れるのではないでしょうか。

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文:niimi

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