DtoCとはなに?BtoCとの違いやメリット・デメリットの紹介!2021.10.06
みなさんは、SNSの普及やEC市場の拡大によりDtoCというビジネスモデルの需要が急速に伸びていることを知っていますか?
DtoCを行うとビジネスの利益率が高くなるなどのメリットがありますが、急速に伸びているということもあり、DtoCに関してあまり知らない方も多いでしょう。
そこで今回は、DtoCのメリット・デメリットを紹介します。この記事を読み、DtoCのメリット・デメリットを把握することによってDtoCを始める際に他社との差別化を計りやすくなるでしょう。
そもそも最近流行りのDtoCとは?
DtoCとは「Direct to Consumer」の略称で、自らが企画・製造した商品を卸売業者などの中間業者を通さずに、直接消費者と取引して販売するビジネスモデルのことです。
DtoCは企画・製造から全て自社で行うビジネスモデルのため、中間業者に依頼する費用をカットできコスト削減につながります。
また、自社のECサイトで販売を行うことで固定費も削減できます。DtoCでコスト削減すると、その分商品のクオリティなどに力を注ぐことができ、他社との差別化を計りやすくなる素晴らしいビジネスモデルです。
DtoCとBtoCの違いは?
DtoCと似た言葉にBtoCと呼ばれるビジネスモデルがあります。BtoCとは「Business to Consumer」の略称であり、企業が商品やサービスを消費者に提供するビジネスモデルのことです。
BtoCは、自社で商品を製造するわけではなくメーカーで仕入れた商品を販売しており、主にコンビニなどの小売店が行っています。
DtoCは商品開発者と消費者が直接取引を行いますが、BtoCは商品を仕入れた小売店が間接的に取引を行うなど取引方法が違うのです。
DtoCを始めるメリット3選!
DtoCを始めるメリットとして、以下の3つがあげられます。
これからは、それぞれのメリットについて詳しく紹介します。
消費者と直接関係を築ける
DtoCを始めることで消費者と直接関係を築けるのでおすすめでしょう。なぜなら、自社ECサイトで商品販売を行った場合、SNSやブログなど他のサイトと連携することで多くのファンを獲得できる可能性があるからです。
例えば、SNSやブログで商品の宣伝活動をすることで商品に興味を持って消費者になるかもしれない方々が増える可能性があります。また、消費者と直接関係を築くということは商品に関する生の声が届きやすくなるのです。
そのため、売上を伸ばすためにはどのようにビジネスを行えばいいのか試行錯誤しながら今後のマーケティング活動に活かせるでしょう。
商品の魅力をより伝えやすくなる
DtoCを始めると商品の魅力をより伝えやすくなります。なぜなら、ECサイトを通じて消費者に直接商品について宣伝できるからです。
例えば、小売店で販売している商品を見ても一つ一つ丁寧に商品の説明書きがされているお店はあまりありません。しかし、ECサイトで自社の製品を販売すると小売店のように他の商品のスペースなど気にする必要がなくなり、より商品の魅力が伝わりやすくなります。
そのため、ビジネスしている方は商品の魅力をより伝えやすいDtoCを始めた方がいいでしょう。
利益率が高い
DtoCのメリットとして、利益率が高いことがあげられます。なぜなら、DtoCは手数料を抑えることができるからです。
先ほども紹介した通り、Amazonで商品を販売すると販売手数料がかかってしまいます。しかし、DtoCであればECサイトで直接クライアントに商品を販売するので手数料がかかりません。そのため、DtoCで販売を行うことで利益率が高くなるでしょう。
そのため、DtoCは利益率が高いビジネスモデルとして知られています。また、DtoCを利用して中間手数料を削減することにより、商品の価格を下げて安く販売することでより売上が向上しやすいと言えるでしょう。
DtoCを始める上でのデメリット3選!
DtoCを始める上でのデメリットとして、以下の3つがあげられます。
これからは、それぞれのデメリットについて詳しく紹介します。
環境構築コストが必要
DtoCのデメリットとして、環境構築コストが必要なことがあげられます。環境構築コストとは、ECサイトなど自社で商品を販売する環境を整えるためにかかる費用のことです。
長い目で見れば中間業者に依頼して中間手数料を支払い続けるより安い価格で済みますが、環境を構築するためには当然、お金だけでなく時間もかかります。
そのため、Dtocを始めるには環境構築コストが必要だと念頭に置いておきましょう。
ブランディング活動が大変
DtoCを始めると、全て自社でブランディング活動をしなければいけません。小売店で販売すると、その小売店に対する信頼度から商品を購入する消費者もいるかもしれません。
しかし、始めたばかりの頃は信用も実績もないので、中間業者に依頼するよりも当然、ブランディング活動が大変でしょう。
そのため、始めたての頃は常にどうしたら消費者から信頼を得れるのか消費者目線で考えるように心がけることをおすすめします。
消費者が実際に商品を確認できない
DtoCでは、BtoCと違い実際に商品が確認できないことから、消費者に「思っていた商品と違った」とクレームが入る可能性があります。
しかし、商品に関する詳細な情報を事前に提示しておくことや商品の購入者にアンケート依頼することでクレームを防げるでしょう。
例えば、自社で製造した衣服を販売する場合、MサイズやLサイズといったサイズだけでなく縦〇cmで横〇cmと具体的に明記しておくことで消費者は自分に合ったサイズを購入できます。
また、商品の購入者の生の声を口コミみたいに自社のECサイトに掲載しておくことで商品を購入するかどうかの判断材料にもなるのでおすすめです。
まとめ
今回は、DtoCのメリットやデメリットを紹介しました。今回紹介したDtoCは、ブランディングが大変だけど利益率が高いビジネスモデルです。
しかし、小売店など中間業者を利用するBtoCは、ブランディングをする必要はないものの多くの手数料がかかってしまいます。
どちらが良いと感じるかは人それぞれなので一概には言えませんが、長い目で見ると利益率が高いDtoCの方がお得でしょう。結局、ブランディングが上手くいっても利益率が低ければ稼ぎにくいでしょう。
そのため、現在ビジネスを始めている方やこれから始めようと思っている方は、DtoCを導入をおすすめします。
文:takumi1219
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