ニューノーマルにおけるパブリックビューイングの必要性とは。2021.06.14

新型コロナウィルスの蔓延が収まらない中、政府はオリンピックの開催を強行する姿勢です。おそらく、開催は避けられないでしょう。日本のアスリートの皆さんの勇姿を見たいという気持ちもあってとても複雑な心境です。そんな中、各地でパブリックビューイングイベントの中止の報道が相次いでいます。ニューノーマルのパブリックビューイングの必要性について考察します。
2021年6月、埼玉県は東京オリンピック・パラリンピックで予定していた県内2か所のパブリックビューイングイベントを、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、中止と発表しました。当初、パブリックビューイングの運営は実施する見解であったものが、直近になって覆った形となります。感染リスクの少ない屋外での実施になるパブリックビューイングであれば、そんなに問題ないと思いますが、世間の反応を意識してということでしょうか。筆者はパブリックビューイングに行ったことはありませんが、映像などを見ている限り、大勢で大きな画面をみて応援を共有する楽しみは理解できます。
パブリックビューイングとは
パブリックビューイングは、スポーツ競技やコンサート等のイベント時に、スタジアムや街頭の大型ビジョンや特設モニターを利用して大勢の人と一緒に観戦・観覧を行うイベントです。スポーツ大会のパブリックビューイングの代表と言えば、オリンピックやサッカーワールドカップなどでしょう。特にその時期は『にわかファン』が溢れかえるサッカーワールドカップは、屋外のパブリックビューイングにたくさんの人が詰めかけている映像をよく見ます。
パブリックビューイングの目的
集団の心理なのでしょうか、大勢で応援するからこそ、興奮し盛り上がるという良い面もあれば、それによって、他のチームの応援者ともめやすいという側面もあります。マナーを守って観覧したいものですね。オーストリアではウィーン国立歌劇場のオペラチケットが売り切れてしまうので、パブリックビューイングにて新たな顧客の開拓に役立っていたりするようです。パブリックビューイングの定義としては、街頭ビジョンや特設屋外モニターのように会場が無料開放される場合もあれば、映画館などで入場料を支払う場合もあります。正式な会場に入れなかった、チケットが買えなかったなどの理由で観戦が不可能な人々に少しでも感動を分かち合ってほしいということから始まったようです。
いまだからこそ必要
感染リスクの誤った認識がメディアやマスコミで拡散されることにより、オリンピックのパブリックビューイングの存続はかなり厳しいものとなっています。しかし、抑圧が続く国民のストレス発散にも役に立つ屋外での応援は、筆者的には問題ないのではとも思います。それよりも、解放できないストレスのやり場で、暴動でも起きないかと、そっちの方が冷や冷やするのは私だけしょうか。ルールをしっかりつくり、守り、進めれば感動の共有できるパブリックビューイングは今だからこそ必要な気がしてなりません。
文:RIRISEA
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