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ターゲットは同じ大学生!?SNSでキラキラ投稿をしているマルチ勧誘の大学生の実態とは!2021.04.12

ターゲットは同じ大学生!?SNSでキラキラ投稿をしているマルチ勧誘の大学生の実態とは!
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皆さん、私はもうすぐ大学3年生になる世代なのですが、大学生になったころから気になっていたことがあります。

それは、よくわからない大学生の人から
「初めまして!
私は京都の大学に通っている○○です!
私は今自分の好きなことや趣味、経験を発信して、収入を得ています。
私は今○○歳なのですが、あなたは今おいくつになるのでしょうか?」

といったメッセージが頻繁にInstagramやTwitterなどのSNSに送られてくるということです。

皆さんも一度はこのような営業メッセージがSNSのDMに来たことがあるのではないでしょうか?
実はこのメッセージはマルチ商法の勧誘なのです!
なぜこのようなうさん臭いマルチ勧誘をするのでしょうか?
今回は、このマルチ系大学生の実態についてご紹介していきたいと思います。

彼らは何をしているのか

ターゲット層は同じ大学生!? SNSでキラキラ投稿をしている大学生は何をしているのか
これは、はっきり言いますと

”詐欺”

の勧誘です!

上記のようなメッセージは、まだ他愛のない会話ですが、この会話から相手は、あなたが今何歳なのか、詐欺に引っかかる可能性はあるかなどを見抜いています。

もしメッセージに返信してしまうと、最終的には
・何もしなくてもお金が入ってくる
・数か月で社会人よりも稼げるようになる
・一日数時間で大丈夫
・初期投資はかからず、友達に進めることもしなくていい
・今が儲かるチャンス

などのキーワードが絶対に出てきます。

そして興味がありそうな返信をしてしまった人は、ますLINEの交換をせがまれます。
そしてLINE通話の誘導が行われ、最終的には実際会って話を聞いてみないかと言ってきます。

このようにして、彼らはSNS上で”カモ”を探しているのです。

彼らはどうして他人を勧誘するのか

ターゲット層は同じ大学生!? SNSでキラキラ投稿をしている大学生は何をしているのか
実際に彼らに「なぜそのような儲け話を他人に教えるのか、普通なら儲かるビジネスの手法は他人に教えないはずだが?」
と聞くと、だいたい「みんなに行動してほしいから、成功することをみんなに知ってもらいたいから」などと言ってきますが、それはもちろん表面上の理由にすぎません。

実際は、親組織から紹介料をもらうためです。

明らかにマルチ商法の手口ですね。

マルチ商法とは

マルチ商法は、会員が新規会員を誘い、その新規会員が更に別の会員を勧誘する連鎖により、階層組織を形成・拡大する販売形態です。別名ねずみ商法、鼠講式販売法。表向き合法であるマルチ商法を謳う組織でも、違法と判断される事例が多いそうです。

モノなしマルチ商法

モノなしマルチ商法とは、従来のような健康食品や化粧品などの商品ではなく、投資や儲け話などに関するマルチ商法を指します。

2018年のマルチ取引の年代別相談件数を見ると、20代、20歳未満の若者の相談が約4割を占め最多、なかでも近年、大学生が被害に遭う例が目立つと国民生活センターは注意喚起しています。

勧誘してくる彼らも被害者の一人

ターゲット層は同じ大学生!? SNSでキラキラ投稿をしている大学生は何をしているのか
マルチ商法に勧誘してくる彼らも、少し前までは勧誘される側の人間だったと予想できます。
おそらく、彼らも誰かから勧誘され、話に乗ってしまった被害者の一人なのでしょう。

現在のコロナ禍において、お金に困っている人は少なくありません。
私も含め皆さんも、普段ならうさん臭くて信じない話も、お金のない今なら信じてしまう可能性があります。

マルチ商法に引っかかってしまうとまるで洗脳状態になり、本当に組織の話を信じ込んでしまうそうです。
自分がマルチ勧誘をしていることに最後まで気づかない方がほとんどだとも言います。

SNSでDMを送ってくる人は、実は組織に騙されて勧誘をしているかわいそうな人なのです。。。

なぜ大学生が狙われるのか


SNSでのマルチ商法の被害者のほとんどは20代、20歳未満の若者といいます。
一体なぜでしょうか?

それは大学生は
・法律の制限が解除された大人の中の子供
・SNSネイティブ世代
の2つの要素を満たしているからだと思います。

マルチ商法の担い手にとって、だましやすく、お金も取りやすい大学生たちはいいカモだと思われているでしょう。20歳を超えていれば、親の同意なくクレジットカード作成や借金なども可能になります。
しかも社会経験が乏しいため、マルチ商法に対する警戒心も薄く、そのうえ、親元を離れて一人暮らしをしており、周囲に相談相手がいないことも多いのです。

それに加え、今の大学生はデジタルネイティブ世代です。
SNSが生活に溶け込んでおり、「SNSでつながっているからいつでも連絡できるし、信じられる」と考えてしまうのです。

マルチ勧誘者は顔と実名を公表し、仲間との楽しそうな写真や海外旅行、ぜいたくな食事などのリア充なキラキラ投稿を投稿していることが多いです。
個人情報を公開することや、写真などのビジュアルでの説得力を持ち、儲け話に乗れば、自分にも仲間ができたり、お金持ちになれるという期待を覚えさせるのです。

SNSネイティブの特徴

SNSネイティブは、過去の投稿が多かったり、チャンネル登録者数や再生数、フォロワーなどが多いことで、相手のことを信用できると錯覚しやすいです。しかし、再生数やいいね数、フォロワー数などは安価に購入でき、信用するための根拠にはならないことは知らない人が多いのではないでしょうか。

まとめ【NEXT NEW NORMAL】

大学生になってから、特に20歳を迎えてから頻繁に勧誘メッセージが来るようになったことをきっかけにマルチ系大学生の実態を調べ、ご紹介しました。

マルチ商法の特徴として、引っかかって勧誘している人たちは洗脳状態にあり、本気でうまい話を信じています。

実際に僕も周りにも、人を紹介すれば自分の収入になると信じて、友達に声をかけたり、SNSの友達を勧誘する人もいました。払った金額を取り戻したい一心でのめり込んでしまったのでしょう。

インターネット上には、僕たちSNSネイティブ世代をターゲットにした投資や副業の詐欺まがいの投稿が多数投稿されています。
ネットリテラシーが低い人や本当にお金に困っている人は怪しい話を信じてしまうかもしれません。
そのようなものに手を出すとお金と友人を失います。

詐欺はもはや対面だけではなく、会わずして行えるものに変化しています。
様々な情報が飛び交い変化するニューノーマルな時代において、正しい情報はなんなのか、見極める力を養う事が重要です。
周囲の大人達は20歳を過ぎたからと言って安心せず、ときどきは子どもたちにこのような事例を伝え、アドバイスをしてあげてください。(この記事を是非共有してあげてください!)

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文:sakata

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