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危険?便利?次世代通信5Gはどちら側なのか!?2021.01.07

危険?便利?次世代通信5Gはどちら側なのか!?
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2020年10月14日にiPhone12の発売がAppleから発表されました。

iPhone12はシリーズすべての機種が5Gに対応しているという機能が追加されました。
これにより、今まで5Gという言葉を聞いたことのなかった子供やお年寄りもこの5Gという言葉になじみが出たと思います。

通信の高速化や一度に送信できる通信容量の大容量化などで、5Gが普及した世界では日常生活や企業活動が大きく変わると言われています。

世界的には既に5Gを使った商業サービスを開始している国も多くあります。
日本でも大手携帯キャリアは2020年度末までに全都道府県で5G基地局の運営を始めるとみられています。

しかし5Gに関する様々なうわさが出回っています。
例えば「5Gの電波によって体調が悪くなる」や「発がん性がある」など様々なことが疑われています。

次世代通信5Gが本当に生活を便利にしてくれるのか?
それとも人体に悪影響を与える危ないものなのか?
このあたりを詳しく掘り下げてみたいと思います。

5Gとは

5Gとは「第5世代移動通信システム」という意味です。

実はこのGはギガのGではなく「Generation = 時代」の頭文字のGです。

3G時代は「ガラケー世代」と言われ、4G時代は「スマホ世代」と言われています。
5G時代ではスマホに代わるほかの端末が登場するのでしょうか。

5Gは現在の4Gの実に20倍は通信速度が早くなると言われています。

5Gのメリット

スマートホーム

5Gには三つの特徴があります。

1. 超高速(eMBB)
2. 超大量接続(mMTC)
3. 超低遅延(URLLC)

この3つの特徴のおかげで5Gは様々ことが可能になります。

・高速ダウンロード
今の4G世代では2時間映画をダウンロードしようとすると最低でも5分はかかります。
ですが5Gは2時間映画をたった3秒でダウンロードできるようになります。

・自動運転
通信の高速化や大容量化によって自動運転にあってはいけない、通信の遅延が発生しなくなります。
遅延が無くなることで、あってはならないブレーキの遅れなどの心配がなくなります。

・ AR会議(5G x AR)
従来まではTV電話やzoomなどのオンラインでの会議が主流でした。
これからはよりリアルに相手とコミュニケーションが取れるAR会議が主流になるでしょう。

・ 遠隔手術(5G x 触覚伝送)
5Gは触った感覚まで伝送できるようになる為、医師が遠隔で手術を行えるようになるでしょう。
医師がどんなに遠くにいても、手術を受けられる時代になるのかもしれません。

・ 警備革命(5G x 4K x AI)
4Kの監視映像をAIが分析し犯罪予測ができるようになるでしょう。
潜在犯を事前に確認していることで、犯罪による被害が少なくなるでしょう。 

・スマートホーム
5Gの環境下でIoT技術が進化していけば、暮らしの質が上がっていくことが期待できます。照明やエアコン、家電製品などを操作しやすくなりますし、玄関の鍵を特定の知人が来た時だけ遠隔で開けるなど、今まで不可能だったことが可能になります。

これらの近未来的なことが実現することで、今の世界で感じているストレスは大幅に改善されていくでしょう。

5Gのデメリット

セキュリティ

・通信量の増加による情報漏洩のリスクの向上
IoTがどんどん導入されれば、家電や日常に使う機器などもインターネット接続することになりますから、事務所や自宅のあらゆるところから情報漏洩のリスクが発生します。

・サイバー攻撃の影響力の向上
サイバー攻撃は企業の情報を奪って金銭的なメリットを得るために行われることもありますが、情報の改竄や消去させることで組織にダメージを与えたりする計画的なものもあります。さらに、何らかのトラブルを引き起こして世の中を騒がせて楽しむ愉快犯のようなケースもあります。

IoTの他にも、5Gによって遠隔運転などの技術が浸透していくことが考えられます。インターネットに接続する機器が増えるほど、情報漏洩だけでなくサイバー攻撃のリスクや影響力も上がっていくことが予想できます。

・セキュリティ面
アメリカのアイオワ大学とパデュー大学の研究グループは、「5Gの通信規格はスマホなどの端末の位置を特定しやすく、通話を受信やショートメールのメッセージを傍受しやすい4Gからの欠点を引き継いでいる」と警鐘を鳴らしています。

5Gは高速化、大容量化、多数接続の傾向などから、セキュリティ対策をしっかり行ってリスク管理を強化することは欠かせないものとなっているのは間違いありません。

5Gの危険性

頭痛

5Gによって便利な世の中になる事は確実ですが、実はあまり報道されていない危険性もあります。

実は、試験運用が行われていたアメリカのカリフォルニア州サクラメント市において、基地局近くの消防士たちが頭痛や不眠だけでなく、記憶障害と意識障害を訴える方が続出しています。

5Gは通信電波はミリ波とも呼ばれ、30~300GHzの電磁波となっています。
このミリ波を用いた軍事兵器がアメリカでも開発中であり、それはADSと呼ばれています。
ADSは現時点では殺傷能力こそないものの、照射されるとやけどを負ったような感覚に陥ります。

体調不良が5G電波によるものなのかまだはっきりと解明されていませんが、5G電波が原因である可能性は十分に考えられます。

このように兵器にも活用される技術を使う5G通信は危険な面もあります。

・肌の影響
60GHzのパルスマイクロ波は 送信電力の90%が、皮膚の表皮 および真皮層に吸収されます。これは日焼けと同じ損傷が肌に起こってしまうということです。
つまり、日焼け止めが効かない状態で日光を浴びている状況と同じ事になり、皮膚の痛みを感じたり、皮膚疾患や皮膚がんの影響に繋がってしまいます。

・目への影響
1994年の研究でパルスマイクロ波は、ラットの水晶体の混濁を引き起こしました。
パルスマイクロ波は白内障の発生に関連することが動物実験からわかっています。

・身体への影響
「心臓」「免疫系」「癌」への影響が発見されています。

このような危険性が発見されているので、ベルギーやイタリア、スイス、アメリカの一部の州では5G使用を禁止している国もあります。

日本でも総務省が、「6GHz以上で人体から10cm以内に近接した場合の電波防護指針の見直し」という資料を公開しており、危険性の認識と防護指針が示されようとしています。

まとめ【NEXT NEW NORMAL】

日本でもあと数年で5Gが全国的に使用可能になると予想されます。
5Gが普及すると身の回りのものすべてがインターネットに接続されるようになり、生活の大部分をインターネットに接続した状況で過ごすようになるでしょう。

今でさえ、GooglehomeやAlexaなどが家の家電や家具などを管理してくれるようになっていますが、この先どこまで人間の生活を管理するようになっていくのでしょうか。

ARやMR技術が発展すると、目の前の空気中に映し出されたホログラムにタッチして仕事をするなどの、まさにSF映画のような世界の実現にぐっと近づくでしょう。
とてもワクワクしませんか?

私たちが想像する近未来的な生活を送るためには5Gは必要不可欠だと思います。
一刻も早く5Gの安全性が証明され、普及するといいですね。

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文:sakata

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