コロナ禍での新しい生活、その先の近未来。

  • N3 twitterを見る
  • N3 メールで問い合わせる
  • N3 rssを表示する
  • N3 記事を検索する

コロナで変化する学校教育のニューノーマルとは!!ライフスタイル

投稿日:2020.10.30
 更新日:2020.12.12
ライフスタイル

2020年2月27日(木)、安倍晋三前首相は全国の学校に対して、
3月2日(月)から学年末の春休みまで休校措置を取るように要請しました。

コロナウイルスの影響で、全国の学生たちは2020年の上半期の間、学校に行けなかったと思います。

小学校での6年間、中学校、高校での3年間、大学での4年間は
学生にとってはもう二度と過ごせない貴重な時間でした。

コロナウイルスの影響で、学校の授業がストップした結果、
大阪府では高校入試の数学、英語ともに単元の省略が決定したり、中学校の内容が高校に持ち越しになったりと、従来の教育ができなくなり、
教育の現場にも甚大な影響を与えました。

休校期間の対処法として
多くの学校で、教科書や紙の教材が大量に生徒に渡され、
「休み明けまでにやってくるよう」に言われるばかりで、
日常的には学校からの連絡はありませんでした。

近年日本では夏休みの宿題が終わらず休み明けに登校を渋る子どもが多数いることが問題になっています。
このことと同様の事態が起こりかねません。

しかし、少数の私立中学校・高校では、
授業の完全オンライン化がすすめられました。
ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」やユーチューブ、
学習管理ツールのグーグル・クラスルーム
を使い分け、
1コマ50分というオンライン用の授業時間を組みました。
リアルタイムで双方向対話型授業を進めることで、勉強の遅れをなくそうと努力しました。

各学校別にコロナ禍での対応をまとめ、
学校教育のこれからの変化を紹介したいと思います。

小学校


私立小学校では、主にYouTubeを利用した授業動画の配信で休校期間中の学びを継続しました。

小学生が一人でオンライン学習を進めることは困難であると予想され、
各自家庭のサポートが必要になり、保護者に負担をかけてしまうことが懸念されます。

よって、配信型の動画授業にした学校が多かったのではないでしょうか。

一方で、公立小学校では主に課題を出しただけで、
オンライン上での授業を実施している学校はかなり少なかった
ようです。

これには、私立小学校とは違い、授業をオンライン配信する設備がない、
各家庭ごとに状況が大きく違う
ことなどから、課題提出型の措置になったと考えられます。

中学校


中学校でも、私立公立で大きく対応が分かれました。

私立中学校では中間考査もオンラインで実施するなど、
オンラインを活用した学習を進めているところが多くみられました。

中3の試験で、オンライン上でグループで話し合って答案や動画を作り、
提出する課題もありました。このようにオンライン授業のメリットを活用している学校もあり、普段以上に自分で考える機会が増えたそうです。

公立中学校では東京23区内でも取り組みが遅れていたなど、
オンライン授業の普及に格差が生じていました。
ある公立中学校教諭は、
「オンライン授業の導入はほぼ不可能」
「この地域では、1つの教室に1台のテレビさえ備わっていない学校がある。設備費用を十分にまかなえない地域とまかなえる地域では格差が生じつつある」
と言いました。
地域格差が顕著に表れてしまう問題が出てしまいました。

高校受験を控えている中学三年生にとって、
このような地域格差は受験勉強に大きな差を生んでしまうでしょう。

高校


2020年4月15日時点で90%もの学校が一斉休校になっていました。

休校中の高校からの学習サポートは、
「休校期間用のテキストやプリントの配布」61%がもっとも多く、
ついで「学校からの宿題や課題が、ネットを通じて出される」49%。
「オンライン学習やWeb教材のアプリなどによる自習がおすすめされている」は26%、
「オンライン授業が行われている」は14%にとどまり、
プリントなどの配布やネットを通じた課題指示がメインであることが高校生の調査結果からわかりました。

「オンライン授業が行われている」割合は、国公立9%に対して、私立26%となっており、
やはりこれまでと同じく、私立高校のほうが公立高校よりもオンライン授業に積極的であることが分かります。

各学校の対応によって、学習の遅れが生じたり受験に対して有利不利が生じてしまうのは、今後の進路を決めなければいけない生徒たちにとっては大きな問題と感じるでしょう。

大学


大学では国公立・私立の授業格差はあまりありませんでした。

大学は設備が整っているところが多く、
オンライン授業を行う準備があらかじめできているところが多かったからでしょう。

早稲田大学は、2021年度or2022年度から、教授が一方的に話して行う講義形式の授業をすべてオンライン化する見通しで進めていることが明らかになっています。
そして、実験、ゼミ、ディスカッションなど、
少人数で生徒同士や生徒と教授が話し合うような授業は対面で実施する
方針を固めています。

この大学における授業全体のオンライン化でのメリットは、
・教室の規模が小さくて済む。
・教室の代わりに学生ラウンジなどの交流スペースを大きくとれる。
・学生・教職員の通学時間を、ラッシュアワーからずらすことができる。
などが学校側のメリットとして考えられます。

では生徒側にとってのメリットはどういったものが考えられるでしょうか?

・オンデマンド形式の授業

・自分の好きなタイミングで受講できる。
・通学時間が無くなるので、空いた時間をほかのことに使える。
・同じ授業を何度も受けられるので、深い学びにつながる。

・リアルタイム形式の授業
・学生、教員ともに緊張感とモチベーションが高い水準で保てる。
・投票やチャット機能を使うことで教授が学生の理解傾向の把握がしやすく、従来よりも積極的な授業参加の形になりやすくなる。
・教授自身も、自分の授業を客観的に見れることで、授業の質の向上に役立てることができる。

休校期間中に各大学は今までよりもオンライン化が加速したように感じます。
ですが学校側の対応によってはオンライン授業のメリットを使いこなせていないところもまだまだ見られます。

まとめ【NEXT NEW NORMAL】

有名私立の進学校はオンライン授業を導入し
学びの遅れが出ないように休校期間中の対処をしていたが、
公立学校はオンライン授業を実施する設備がないところが多く、
地域格差や学校区分の格差が生まれてしまいました。

生徒が受けたい授業を選んで、勉強していくような形式のほうが、今までの対面式の授業よりも生徒の理解力が向上する可能性を見いだせた気がします。

質の高い授業と学校の偏差値は必ずしも比例しないうので、
今後より一層、学歴社会の衰退が予想されます。

学校側は授業のオンライン化の波に対応し、地方格差をできるだけなくすことで、これまでよりも生徒一人ひとりに合わせた質の高い授業を提供することができそうですね。

この記事をシェアする

ツイートする
×